大学入試の勉強法の第2弾として、『熟語』の勉強法を詳しく解説していきます。
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熟語の効果的な覚え方:単語と同様『反復』が鍵
前回の『単語の覚え方』でも書いたように、熟語でも『反復』が大事です。単語と同様、やはり最低でも10回は繰り返さないと覚えられません。ですので、とにかく時間をかけて回数を重ねることが大事です!
もう一つ、熟語を覚える際のポイントは…『前置詞や副詞を覚える』ことです!
例えば、look at A:「Aを見る」のat、look for A:「Aを探す」のfor、set out:「出発する」のout等です。大学入試問題では、もちろん長文問題を正確に読む上でも重要です。加えて、長文中の中で熟語の知識が問われたり、主に私立大の4択問題でも熟語が出題されます。その際には、特に『前置詞や熟語が問われる』のです。
熟語の勉強を始める時期:まずは単語1200個を優先
次に、熟語の勉強を始める時期です。まずは、『単語1200個覚えることを優先』しましょう。単語を1200個覚えることに目途がついたら、本格的に熟語帳に取り掛かりましょう。
それまでは、『日々の授業や自習の際に出てきたものをしっかりと覚えていく』ことが大事です!
具体的には、難関大合格のためには『高3の夏休み』、遅くとも『2学期の開始時』には熟語帳にとりかかりたいところですね。
入試で必要な熟語数:500個が目安!最難関大合格のためには、1000個暗記!
入試で覚えておくべき熟語の一つの目安は『500個』と考えてください。また、東大や京大等の最難関大合格には1000個まで覚えるのが理想です!
おすすめの熟語帳
では、具体的にどんな熟語帳で勉強したらよいのか…。おすすめの熟語帳を3つ紹介します。
①『解体英熟語(Z会)』
:それぞれの熟語に詳しい解説がついています。前置詞や副詞の意味等を理解しながら覚えることができます。ただ、掲載個数が多い(1000個ほど)ので、まずは『必須』マークのついたものを優先的に覚えましょう。その後、それ以外の熟語を覚えるのがよいでしょう。
②『速読英熟語』
:文章の中で熟語を覚えたい人向けです。ただし、①のように各熟語に詳しい解説はついていません。
③『Vintage』等の文法問題集
:熟語帳に取り組む時間が限られている人におすすめなのは、『文法問題集』の『熟語』の項に取り組むことです。私立大等の4択問題等の問題形式で覚えられるため、実践的と言えます。また、掲載個数も熟語帳より少ないですので、熟語にかけられる時間が少ない場合には、『まず文法問題集』の熟語の項から始めてみましょう。
熟語の勉強法は以上です。ぜひ、日々の勉強の参考にしてください!