大学入試勉強法

大学入試勉強法①:必ず覚えられる単語の覚え方

大学入試の英語の勉強法の第1弾として、『単語の覚え方』を解説します。なんとなく単語帳をやっている… 単語帳をみても覚えられない…という悩みを抱える方は非常に多いです。ぜひ、この記事を参考に、単語を覚えていってくださいね!

【この記事でわかること】

①単語を覚えられない理由 ②効果的な単語の覚え方 ③単語を覚えるペースの目安

単語が覚えられない理由

普段、予備校の生徒さんでも、『効率的な単語の覚え方を教えてください』という方が非常に多いです。が、残念ながら、『効率的な=すぐに』覚えられる方法等ありません!!そもそも、単語に限らず『暗記には時間がかかる』のです。ですから、『時間をかけずに楽して覚えよう』などと考えてはいけません。『単語を覚えるには時間がかかる』という前提をしっかりと持っておきましょう。ですから、早期に単語の暗記を初める必要があります。では、具体的にどうすれば覚えられるのか…。

 

単語の覚え方の基本:反復が肝心!

基本的には、学校等で配布の『単語帳』を使いましょう。おすすめは、『システム英単語(駿台文庫)』等の、『頻出度順』になっているものです。覚え方ですが、例えば、1週間で50個覚える、としましょう。

①1日目:『50個すべての単語』に目を通し、英語を見て日本語訳を言えるか、を確認しましょう。

②2日目:1日目と同様に、『50個すべての単語』を読み、『瞬時に日本語訳を言える』かチェックしましょう。2日目では、まだまだ覚えていないものが大半ですが、ここで挫折してはいけません。

③3日目~7日目:2日目と同様に、『50個すべての単語』を読み、『瞬時に日本語訳を言える』かチェックしましょう。チェックする回数が増えていくと、少しずつ覚えていきます。

このように、『毎日英単語を見て日本語を言えるか』をチェックしていくのです。

さらに、細かな注意点についても説明していきます。

 

単語の覚え方の注意点4つ

もう少し具体的に、単語を覚える際の注意点を4点、解説していきます。

 

少なくとも7回、たいていは10回チェックして、9割方覚えられる!

残念ながら、2、3回では覚えられません!!少なくとも7回、たいては10回くらいはチェックしないと覚えられません。それが普通です。また、それでも覚えられない『仲の悪い単語』もあります。どうしても覚えられない単語は、『自分でノートやルーズリーフにまとめて繰り返しチェックする』とよいでしょう。

 

覚えようと思ってチェックする

単に単語を眺めていてもダメです。『できる限りその場で覚えようと思ってチェックする』ことが大事です。具体的には、1or2ページ、チェックしたら、『もう一度今チェックした英単語の意味を言えるか』を自分でテストするとよいです。

 

英語→日本語訳を1つ言える が最初のステップ!

まずは英語をみて、代表的な日本語を言えるようにしましょう。細かなスペリングや、少しマイナーな意味はいったん無視して構いません。まずは『1つの代表的な意味を言える』状態を目指しましょう。単語帳の学習が進んできたら、スペリングやそれ以外の意味も覚えていきましょう。具体的には、大学入試レベルの単語を『1200個』まで覚えたら、少しずつ、『日本語を見て英語を書けるか』、『それ以外の意味の暗記』も取り入れていくとよいでしょう。

 

音源も必ず活用!

音源を活用して、『正しい発音も覚えていく』ことが大事です。音で聞くことで覚えやすくなります。また、正しい発音で覚えることは、リスニング対策としても重要です。

以上、4点、注意点を挙げました。これに加えて、あと2点、とっても大事な注意点を解説します!

 

単語暗記の大事な注意点①:『単語を暗記した』=『瞬時に意味を言える状態』

『単語を暗記した』とは何を指すのでしょうか…。一言で言えば、『瞬時に意味を言える状態』のことです。つまり、英単語をみて、「この単語の意味ってなんだっけかな…」という状態では、『暗記した』とは言えません。英文を読んでいる際に、使える知識とするためには、『瞬時に意味を言える状態』にする必要があります。このレベルになるまで、繰り返す必要があるということです。そのためには、やはり反復が欠かせません。それとともに、重要なのが次の注意点です。

 

単語暗記の大事な注意点②:『見たことあるが、意味を思い出せない時』こそ、覚える絶好のチャンス!

予備校の生徒さんの悩みとして、『単語帳で覚えたと思っても、長文になると思い出せない…』というものがあります。ですが、このような状態こそが、単語を定着させる絶好のチャンスです!長文を読んでいて、『あれ、この単語見たけど、意味が思い出せない…』となったら、必ず単語帳や辞書で意味を確認し、その場で暗記しましょう!そうすることで、長期的な記憶となります!

以上で、単語を覚える方法はおしまいです。最後に、単語帳を進める目安について解説します。

 

志望校別のペースの目安

最初に確認したように、『単語の暗記には時間がかかる』のです。そこで、大学入試を突破するためには、できる限り早くスタートさせることが肝心です。志望校別に目安となる目標を示しておきます。

①東大・京大等最難関大:高2終了までに、大学入試レベルの単語帳1冊は終える→高3では単語帳の復習、日本語をみて英語を書けるようにする / 覚えていない単語を随時覚えていく。

②旧帝大・早慶:高2終了までに、大学入試レベルの単語帳を『1200個』までは意味を瞬時に言える状態にする。→高3の1学期中に単語帳1冊は終える→それ以降は、日本語をみて英語を書けるようにする / 覚えていない単語を随時覚えていく。

③国公立大・難関私立大:高3の1学期終了までに、大学入試レベルの単語帳の『600個』までは意味を瞬時に言える状態にする。→夏休み期間で時間をとって『1200』まで覚える→高3の2学期は、『1200個』までの復習&それ以降の単語の暗記あくまで目安であり、もっと早い段階で単語の暗記を終えられたら一層よいです。

以上が単語の覚え方でした。とにかく時間がかかりますので、今すぐにでも、しっかりと時間をとって単語の暗記をはじめていきましょう。

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